あらゆるスペースがひとつながり ワンルーム空間の平屋
子どもが小さいうちに自分たちの家を建てたいと思っていた夫妻。家を建てるにあたっては様々なイメージを思い描いていたという。建築家に伝えたのは「広々とした環境ですし、将来的なことも考えると平屋で十分でした。広さや部屋数よりは、自由度やデザイン性を優先して欲しかったんです。今まで住んでいた家は暑くて寒かったので、家の快適性もアップしたかった。」ということ。美容アドバイザーの妻は、自宅でも美容サロンのような快適さを体験できるスペースを希望。
設計のコンセプトは「オープンマインドで暮らすドアのない家」脱衣室とトイレの2ヵ所以外はドアのないワンルーム空間。収納や壁をうまく配置することで、見え隠れする場所をつくりました。「初めはドアも廊下もないプランにびっくりしましたが、動線が便利で部屋が広く使えるというメリットを聞いて納得しました。スペースがつながっているので動きが楽だしドアの開け閉めがないのでストレスフリー。夏でもサーキュレーターを回せばエアコン1台で全部の部屋が快適なんです!」と妻。「将来子どもが独立して夫婦だけになった時にも、状況に応じてこの家での暮らしを楽しんでいきたいですね。」と夫妻は仲睦まじく語った。