薪ストーブが中心 自然素材にこだわった平屋
屋根の高さを抑えた平屋の佇まい。スーッと横に伸びる軒のラインが印象的なこのモデルハウスは、外壁にそって薪棚が置かれ、ぎっしりと積まれた薪が外観デザインの一部として溶け込んでいます。中に入ると思わぬ大空間が広がり、外観とのギャップに驚く人が多いとか。「こういう意外性のある空間づくりに、建築家の力量が現れていると思います。」と社長は話します。建築家には薪ストーブを中心にしたライフスタイルのイメージを伝え設計をお願いしました。建築家は、主役の薪ストーブをひと部屋分ほどもある広い玄関土間の真ん中に配置。土間をLDKと一体的な空間にした大胆な間取り案は、意外性や楽しさを感じさせます。こうした開放的な間取りで快適性を裏打ちするのが、R+houseの断熱・気密性能の高さ。LDKの両翼に連なる個室は、すべて欄間部分が素通しになっており、薪ストーブの暖気を家中に届けるしくみであり、「家中の空気を循環させたい」という社長の意向を汲んだデザインです。
玄関土間を広げて“暮らす場所”に
雨の日のこどもの遊び場にもできるほど広い玄関土間。ベビーカーや三輪車、自転車など外回りのものや、薪ストーブの道具も置けて便利。
薪ストーブのある玄関土間
オフホワイトを基調とした空間に、黒い薪ストーブや濃い色の柱が輪郭を与え、引き締まった表情をつくる。デザインの良い薪ストーブは使わない季節にもオブジェとして楽しめる。
生火の暖かさを感じて暮らす
大きなガラス面から炎を楽しめるドイツ・スキャンサームの薪ストーブ。360°回転できるので、くつろぐ場所に合わせて角度を調整できる優れもの。
自然素材にこだわる
フローリングは深い色合いに染色した桐材。呼吸する木材で、独特の肌触りの柔らかさも特徴。玄関土間にはアンティークのレンガを敷き詰めた。
大きなひとつながりの空間
LDKと玄関土間がひとつながりになった大きな部屋が中心。床面積は30坪以下だが、平屋特有のゆったり感が贅沢に感じられる。ウッドデッキとの連続感もあって開放的。
ナチュラルな対面キッチン
キッチンはウッドワンの木のキッチンをセレクト。モザイクタイル張りの壁を間接照明が浮き上がらせる。
ワークカウンターと収納
キッチンから玄関ホールまで、収納を連続させている。足が入るように開口を設け、ワークカウンターとしても活用することができる。
アクセントクロスが優しい色合いの子ども部屋
子ども部屋の霧の床は、オフホワイトに染色したものを用いた。ペパーミントグリーンの壁と合わせ、ふんわりと優しいイメージに。
落ち着く寝室空間
寝室の床にはスギ材を使用。コルクチップ入りのアクセントウォールのアースカラーが落ち着いた雰囲気をつくる。いい空気環境の室内では、質のいい眠りを得られそう。
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